・モラハラを見つけたら、どうしたらいい?

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「あれ?なんか変…」

ねえ、みんな。学校で、友達同士や先輩と後輩の間で、なんだか嫌な空気を感じたこと、ないかな?

例えば、

  • 一人がいつも、誰かのことをバカにするような言い方をしている
  • 特定の人が、グループの中で無視されている
  • 誰かが、すごく困った顔をしているのに、誰も気づいていないふりをしている

こういう場面を見たとき、「これって、もしかしてモラハラかも…?」って思うかもしれないよね。でも、いざ目の前にすると、「どうしたらいいんだろう?」って、迷ってしまうことが多いはず。

今日は、そんな時に「第三者(その場にいるけど、直接関係ない人)」として、どうすればいいか、一緒に考えてみよう。


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大事なこと:あなたも見て見ぬふりはしない「味方」になれる!

モラハラは、隠れて行われることが多いから、周りの人が気づいて「これは良くない」って声を上げることがすごく大切なんだ。あなたが動くことで、その場の空気が変わったり、困っている人が救われたりすることがあるんだよ。

でも、無理はしなくていい。自分の安全を一番に考えて行動しようね。


ステップ1:まずは「気づく」こと

「あれ?」って思った気持ちを大切にしよう。

  1. 「なんか変だな」と感じる:
    • 特定の人が、いつも笑顔がない、元気がない、おどおどしている。
    • 特定のグループから、いつも誰かが除け者にされている。
    • 冗談みたいだけど、聞いていると心がざわつくような言葉が使われている。

これらの「サイン」に気づくことが、行動の第一歩だよ。


ステップ2:「その場」でできること(無理はしない!)

もし、その場で何かできることがあるなら、試してみよう。でも、もし相手が怒り出しそうな人だったら、無理はしないで次のステップに進んでね。

  1. 雰囲気を変える「ちょっと待った!」
    • 嫌なことを言っている人がいたら、「ねぇ、〇〇の話、前に△△って言ってたよね?」みたいに、違う話題を振って、会話の流れを変えてみよう。
    • 「あれ、もうこんな時間だ! 次の授業の準備しなきゃ」って、みんなをその場から離れさせるのもアリだよ。
  2. 困っている人にそっと声をかける
    • モラハラを受けている人がいたら、後で「大丈夫?」「何か辛いことあった?」って、そっと声をかけてみよう。
    • 「私(僕)はあなたの味方だよ」っていう気持ちが伝わるだけで、その人はとても救われるはずだよ。
    • ただし、相手が「知られたくない」と思っているかもしれないから、周りに人がいない場所で、優しく聞いてあげてね。
  3. 無言で「それは違う」のサインを送る
    • もし誰かが、ひどいことを言っていたら、自分は笑わない、無表情でいる、相手の目を見ないなど、無言で「それは良くないよ」という態度を示すこともできるよ。これだけでも、相手に「あれ?」と思わせるきっかけになることがあるんだ。

ステップ3:モラハラが続きそうなら「信頼できる大人」に相談する

その場で解決できない、または、何度も同じことが起こる場合は、必ず大人の力を借りよう。

  1. 先生に相談する(担任の先生、保健室の先生、スクールカウンセラー):
    • 「〇〇さんが△△さんに、いつも酷いことを言っています」と、具体的に伝えよう。
    • 「僕は(私は)見ていてとても嫌な気持ちになります」と、自分の気持ちも伝えてみてね。
    • 「〇〇さんは、多分悪気はないと思うのですが…」と、もし相手が「無自覚」なタイプだと感じたら、そのことも伝えると、先生も動きやすくなるよ。
  2. お父さん、お母さん、保護者に相談する:
    • 家に帰ってから、見たこと、感じたことを話してみよう。保護者から学校に連絡してもらうことで、学校もより真剣に対応してくれるようになるよ。
  3. 学校以外の相談窓口:
    • もし学校や家族に言いにくかったら、「24時間子供SOSダイヤル」や「子どもの人権110番」など、悩みを話せる電話やチャットの窓口もあるよ。匿名で相談できるから、安心して連絡してみてね。

これだけは覚えておいてほしいこと

  • あなたの安全が一番: もし、相手に逆上されたり、自分がターゲットになりそうだったりしたら、無理にその場で止めようとしないで、まずは自分の身を守ることを優先しよう。そして、必ず大人に相談してね。
  • 見て見ぬふりはしない: 「自分には関係ない」と思ってしまうと、嫌なことはどんどんエスカレートしてしまう。あなたが少しでも行動を起こすことで、状況は変わる可能性があるんだ。
  • 一人で抱え込まない: 困っている人がいるなら、その人も一人じゃない。あなた自身も、この問題に一人で向き合う必要はないよ。大人や友達を頼って、一緒に解決を目指そう。

モラハラがない、みんなが安心して過ごせる場所を作るために、あなたの勇気が大きな力になるよ!